#8 オシドリ(Mandarin Duck)
写真提供:野田 信一氏
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例年冬場になると、新聞紙上に写真入で紹介される日本でも有数のオシドリ観察スポットが愛媛県内にある。
南予の鹿野川ダム湖であるが、またその数が半端ではなく、3000羽以上のオシドリが飛来してくるという。ただ残念なことに、
環境変化によるものなのか年々観察される数が減っており、今ではその迫力ある大群を目にすることはないようだ。 先日訪れた時には、湖の入りくんだところで羽を休めている50羽ほどの集団を見つけたが、 しばらくすると一斉に飛び立ち、思ったよりスマートな飛形を見せてくれた。 ぷかぷか湖上で羽を休めている姿はどちらかというとぽっちゃりしていておっとりした雰囲気があるが、湖上を飛ぶ姿は、何千キロも離れた極寒の地からやって来たという力づよさを感じさせてくれる。 オシドリの魅力は何といっても、遠くからでも目にとまる華やかな羽の美しさにある。ひとつひとつのパーツが洗練された色彩を放ち、慎重に組み込まれたモザイク模様のようだ。 |
| とくに、 後部にあるオレンジ色の銀杏の葉形に似たイチョウ羽は鮮やかな色をしており、遠路はるばる観察にきたバードウォッチャーの疲れを癒してくれる。とまれ、どんなに長い間ながめていても飽きのこない鳥の一つであることは間違いない。 | |