伊予の方言代表的な方言10|しと・ひち

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しと・ひち

松山では「ヒ」と「シ」がひっくり返る。人間は霊長類ヒト科の動物、が、松山にはヒトはいない。いるのは『シト』である。シトがシトリ合点して、シトリ歩きしながらシトリ占めしている不思議なクニがわが町・マッチャマ。数の初めはヒトツだが、シトゥリ、フタァリと数える。数字の七もシチではなくてヒチになる。質屋はヒチヤ。

使用例 1.

あのシト、ようヒチ屋かよいしとるのう

あの人、よく質屋に通っているなぁ

使用例 2.

あのシトでヒチ人目じゃ

あの人で七人目ですね

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